テレワークでもエコノミー症候群に注意!

皆さまこんにちは。
浅草・押上・本所吾妻橋の本格整体・骨盤矯正ベターフィーリングです。

当院は新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態要請を受けまして、5月31日(日)まで休業日を延長させていただいております。詳細につきましては、こちらをご確認ください。

今回は、通勤せずにテレワークで働いている方にも注意してほしい症状についてお話ししたいと思います。

目次

テレワークで注意すべき「在宅エコノミー症候群」

さて、都内にある従業員30人以上の企業では、4月の時点で62.7%がテレワークを導入しているそうです。これは、3月の24.0%と比較すると約2.6倍であり、テレワークへの移行が進んでいることが分かります。

在宅勤務では、パソコン業務やビデオ会議で長時間ずっと座りっ放しで足を動かさないことがあることが多いかと思います。すると、足の血液の流れが滞ってしまい、ふくらはぎに血の固まりである血栓が出来てしまいます(深部静脈血栓症)。更にその血栓がはがれて血液で流れていくと、肺の血管に詰まってしまう肺塞栓症を引き起こすリスクがあり、これらの症状をまとめてエコノミークラス症候群と呼んでいます。

座りっ放しで起きる症状

エコノミークラス症候群深部静脈血栓症は、ふくらはぎや太ももの腫れや痛み、突っ張り感、だるさが生じ、ここで出来た血栓が肺の血管に詰まって起こる肺塞栓症(エコノミークラス症候群)では、呼吸困難、胸の痛み、動悸、息切れが生じます。

また、深部静脈血栓症と似た、下肢静脈瘤という静脈の逆流弁がうまく働かなくなり、膝の下の方に血液が溜まってしまうという病気がございます。下肢静脈瘤は足の重だるさ、静脈がボコボコと皮膚から浮き出ている、むくみ、つりやすさ、痒み、皮膚の黒ずみが生じるといった症状があります。

これらの違いとしては、深部静脈血栓症は筋肉の奥にある深部静脈、下肢静脈瘤は筋肉より上の皮下組織内にある表在静脈という、同じ静脈でも異なるルートで発生します。

但し、下肢静脈瘤がある人は、無い人と比べて深部静脈血栓症にかかりやすいと言われており、注意するに越したことは無いでしょう。

なぜエコノミークラス症候群が生じるのか?

テレワークそもそもエコノミークラス症候群とは、狭い座席に長時間座りっ放しで足を動かさないことで、血流が悪くなり、血液がドロドロと濃くなっていることで血栓が生みやすくなって発症するのですが、外出せずに在宅勤務をする人も、椅子にずっと座りっ放しの状態でテレワークを行っていると、血液の流れが滞り足に血栓が出来やすくなるので飛行機に乗っているのと同様のリスクが潜んでいます。

また、外出の自粛で運動不足になって汗をかきにくく、在宅中には着用していないかもしれませんが、マスクを着用していると口は乾きにくいのですが喉の渇きには気付きにくいので、熱中症や脱水症状にもなりやすいです。

ちなみに、現在流行している新型コロナウイルスに感染すると体内に血栓が出来やすくなり、自宅やホテルなどでの療養生活で身体の脱水が生じ、更に血栓が出来やすい状況となってしまいますのでこちらも注意が必要です。

テレワークを行う上での予防法

これらの症状を予防するためには、家でどのようなことをすれば良いのでしょうか。

適度な運動、ふくらはぎのエクササイズ

ふくらはぎマッサージ出来れば1時間働いたら5~10分程度の休憩を取りましょう。休憩の間は歩き回ったり軽い運動やストレッチを行ってみたり、ふくらはぎを揉んだりエクササイズをすることにより、ふくらはぎの筋肉のポンプ作用を回復して血液の流れを良くしましょう。

ふくらはぎのエクササイズは、座っている態勢で足の指をグーパーしたり、かかとの上げ下げ、つま先の上げ下げを行ったり座りながらでも出来ます。加圧トレーニングをやったことがある人はご存じだと思いますが、脚の付け根の加圧中に行うウォーミングアップと同じ方法です。

十分な水分補給

こまめに十分な水分補給をすることで、血液が濃くなり過ぎないようにしましょう。のどが渇いたと感じた時は、既に身体の水分が不足しているサインです。脱水症状にならないよう、のどが渇く前にこまめに水分を摂りましょう。

生活習慣の見直し

食生活や日常生活の中で改善できるものは見直ししてみましょう。食生活では血管の負担がかからないよう脂質やコレステロール、中性脂肪の値が高くなったり高血圧になる要因を避け、過剰なアルコール摂取も利尿作用が働いて血管内の水分が失われるので気を付けましょう。また、タバコは血管を収縮させるので血流を悪くします。

日常生活では、例えばベルトできつく締め付けずゆったりとした服装にしてみたり、夜に眠る際には足の下にクッション等を置いて心臓より高くしてみたり、弾性ストッキングの着用などで血流の改善をしましょう。

セルフケア以外の予防法

リンパドレナージュ当院ではもみほぐす他に、リフレクソロジーやリンパドレナージュといったコースで、ふくらはぎの血流改善を図ることが出来ます。ふくらはぎの辛さでお困りの方や予防を行いたい方は、当院の営業再開後にぜひ一度お試しください。

※※足のむくみが酷くなりすぎたり、エコノミークラス症候群の疑いがある症状(呼吸困難、胸の痛み、動悸、息切れ等)がある場合は、既に血管の中に血栓が出来てしまっている可能性があるので、血管外科(心臓血管外科)がある病院や、該当する症状を専門に扱うクリニックで、一度診察を受けることをお勧めします。受診の際に、整体やマッサージを受けても良いかご確認の上で、当院をご利用いただけますと幸いです。

 

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